奇跡の子ラブ、逝く
2020 / 12 / 24 ( Thu )
みなさん、おはこんにちばんわんこ。

老犬ホーム・ペットホテルゆるやか専務のハッピー(柴犬・3才)だっピ。

悲しいお知らせがあるっピ。

奇跡の子、ラブが虹の橋を渡ったっピ。

18歳。大往生だっピ。

ラブ。

この子が、どれだけの奇跡の子だったか。

昨年の9月、ラブ16歳、完全寝たきりの状態で入所。

排尿も排便も自力では困難。

体の大きさも相まり、飼い主さんも介護の限界に…。

その後、ゆるやかでの奇跡については、ブログで詳細に書いているっピ。(URL貼っておくっピ)

寝たきりだったラブが歩き出すまでの奇跡が書いてあるっピ。

ラブちゃんの奇跡!の巻

ラブは足の付け根に大きな腫瘍が出来ていたっピ。

ゆるやかに入所した当初からその腫瘍はグレープフルーツくらいの大きさで、

こんなものが付いてるから歩くのも大変なんだなって思っていたっピ。

それでも、寝たきりから復活したラブは大きな腫瘍をぶら下げながらよく歩いてくれたっピ。

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こんなものには負けないぞっていう強い意志を感じたっピ。

大きな尻尾を左右に揺らしながら、草むらに顔を突っ込んで、

よく鼻先に泥を付けていたっピ。

誰にでも優しくて、誰からも優しくされる素敵な子だったっピ。

僕はラブが大好きで、よく一緒の布団で背中をくっつけて眠ったっピ。

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歩けるようになったラブといるのが嬉しくて、1日中くっつき虫だったっピ。

毎日のように一緒にお散歩に行ったっピ。

ラブはゆっくりしか歩けないけど、僕はそれで楽しかったっピ。

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穏やかな日々が一年ほど続いたっピ。

何があったわけじゃないけど、ラブは楽しく生きていたっピ。

それでも、その頃から、ラブはまた少しずつ弱ってきたっピ。

立っているのがやっとになって、ご飯を食べるときも座りながらになって。

かなりの高齢犬。弱って当たり前だったっピ。

足の付け根の腫瘍もどんどん大きくなってきたっピ。

最終的には小玉スイカくらいの大きさになってしまって、

いつ破裂するんだろうって僕は怖くなったっピ。

こんなに巨大な腫瘍が破裂したり、自壊したりしたら、

きっとラブは死んじゃうだろうなって、思ったっピ。

痛いだろうなって、思ったっピ。

そして、今年の秋頃。

ラブはまた完全に寝たきりになったっピ。

また歩けるようになるんじゃないかと思って

毎日足をマッサージしたり、

ストレッチしたり、支えながら歩かせたりしたっピ。

それでも、残念ながら、奇跡は一度までだったっピ。

ラブは寝たまま、やっと頭だけ起こしてご飯を食べ、休み休み水を飲んだっピ。

自力排泄は出来なくなって、数時間ごとに圧迫排尿したっピ。

お腹が減ったり、おしっこがしたくなったら大きな声で吠えて教えてくれたっピ。

その声を聞くと、今日も元気だなーって安心したっピ。

そう。ラブは寝たきりでも元気だったんだっピ。

立てなくなっても僕は相変わらずラブにくっつき虫だったっピ。

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体の自由が利かなくなって辛いはずだけど、目は優しいままだったっピ。

お友達がたくさんお見舞いに来てくれたっピ。

みんな、ラブのこと大好きだから

心配で心配でたまらなかったんだっピ。

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ラブ。

歩けなくったって、ずっとここにいてくれっピ。

僕のそばにいてくれっピ。

生きていてくれっピ。

退屈しないように僕がたくさんお話してあげるっピ。

ほら、僕らのいつもの散歩コースあるでしょ?

あそこ今工事中で、別の道を歩いてるんだけど、

そこにものすごーく大きくて怖い犬がいるっピ。

目が槍みたいにとんがってて、

おまけに爪や牙もみんなとんがっているんだっピ。

歯茎グイーってあげて、すごい顔で吠え立ててくるっピ。

あー、ラブと一緒なら怖くないのになーと思いながら、

尻尾下げて、逃げるようにして、さささっとその道を通るんだっピ。

ラブのこと思い出すと、ちょっとだけ怖くなくなるんだっピ。

ねぇ、だからラブ。いつまでも生きていてくれっピ。

僕の勇気でいてくれっピ。

僕は毎日ラブに話しかけたっピ。

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冬になって、ラブは急激に痩せていったっピ。

ご飯はたくさん食べるのに、栄養が全て腫瘍に盗まれていっているみたいだったっピ。

ある朝、腫瘍の小さな穴から体液が一滴落ちるところを見たっピ。

その穴はすぐに塞いだっピ。

すると翌日にも穴が空いていたっピ。

昨日とは別の場所。おまけに、昨日のより少しだけ大きくて、体液の量も増えていたっピ。

その穴も急いで塞いだっピ。

翌日もまた、穴。体液はトイレシートに溜まるほど出ていたっピ。

そのあとは、塞いでも、塞いでも、体液が至る所から吹き出すようになっていったっピ。

獣医の先生からもらった塗り薬が、すごいスピードでなくなっていったっピ。

腫瘍の穴の数は日に日に増えていって、最初の小さな穴が空いてから1ヶ月ほどで完全に自壊したっピ。

ラブは食欲がなくなって、水も飲めなくなって、鳴く元気もなくなってしまったっピ。

獣医の先生はラブを診て、一通り思案した後、首を振って項垂れていたっピ。

あんなに大きくてパンパンに膨らんでいた腫瘍は嘘みたいに小さくなったっピ。

もしかしたら、この腫瘍の傷が治ればラブも元気になるかもしれないと思って、

僕たちは自壊した腫瘍を清潔に保ち続けたっピ。

薬を塗って、背中をさすりながら励まし続けたっピ。

その日もラブの腫瘍を綺麗にしながら、声をかけていたっピ。

大丈夫だよ、すぐよくなるよ、って言っていたっピ。

腫瘍の処置を終えて、ラブの頭を撫でていると、

唇からすーっと生気が失われていくのを見つけたっピ。

僕は黙って、ラブを撫で続けたっピ。

青ざめた唇を舐めて、温めようとしたけど、

唇は青を通り越して、白く濁ってしまったっピ。

気づいたら、音もなくラブは亡くなっていたっピ。

葬儀の間、僕は一滴の涙も出なかったっピ。

大好きなラブがいなくなったのに、我ながら薄情なやつだと思ったっピ。

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ラブは火葬されて、墓地に埋葬されたっピ。

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墓地の前に立った時、僕は胸を掴まれるみたいな気持ちになったっピ。

ぎゅーっと苦しい塊が込み上げて来て、気づくとへたり込んで泣いていたっピ。

受け入れ難い現実に、体が拒絶反応を起こしていたみたいだっピ。

涙が出なかったり、急に洪水みたいに溢れ出したり。

忙しいったらないっピ。

ラブ。

奇跡を起こす犬なんてはじめて見たっピ。

奇跡を一番近くで見せてくれてありがとう。

今度会ったら、青々とした広い原っぱに行って、

ギラギラした太陽に焼かれながら、

思い出話なんかしてる時間がないくらいに、

大いに大いに走るっピ。

約束だっピ。

ラブ。ありがとう。

またね。

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